視覚障がい者のホーム転落による死亡事故が後を絶たず、駅のホームドア設置が急がれるところですが、2つの朗報が入りました。
1つ目は、ロボット盲導犬とも言える「AIスーツケース」です。写真のようなスタイルですが、位置情報を使って視覚障がい者を目的地まで安全に誘導し、さらに周囲とのコミュニケーションも支援してくれるのです。
2つ目は、政府の「バリアフリー化運賃」です。これは、ホームドアなどバリアフリー化の費用を運賃に上乗せする、つまり利用客に一部負担をお願いして実現を早めようという制度です。
ホームドアは、子ども連れや高齢者も含め、全ての人にメリットがある設備ですから、鉄道事業者と利用客に負担を強いるだけではなく、潤沢にある道路財源の一部を鉄道インフラに回すなどして進めてほしいものです。
伊藤嘉章