このニュースを聞いたときに、真っ先に思い出したのが、6年前に韓国で起こった悲しい海難事故です。
この「セウォル号沈没事故」は、2014年4月16日に修学旅行の高校生325人ほか、計476人の乗船者のうち、死者299人、行方不明者5人を出した大惨事でした。
韓国の政府にも、船会社や乗組員にも人命救助の意識が欠けているようで、日本ではこんな悲惨な事は起きないと当時から言われていました。
今回の香川県の事故は、それを証明するかのごとく、小学6年生の修学旅行で計62人の乗船者が全員救助されたというものです。
漁業者や海上保安庁の救助が的確であったことに加えて、小学生たちの冷静な行動がたいへん注目されました。
ふだんの学校における「水に浮く訓練」などが功を奏したそうです。
何はともあれ、無事で良かったと思います。
伊藤嘉章