浄土真宗高田派(真宗高田派)は本山が三重県津市の専修寺、本寺が栃木県真岡市の同じ専修寺で、全国に641カ寺あります。その内、約2/3のお寺は三重県にあり、私の伊藤家代々も、妻の家も高田派の檀家(信徒)です。
11月14日大阪の叔父(父の妹の夫)の葬儀にともに参列した東京の叔父(父の弟)から、「東京の高田派のお寺を教えてほしい」という依頼をもらったのです。
実は東京の叔父は、数年前、両国国技館近くに堂内陵墓(自動搬送式納骨堂)を確保していましたので、今回は「自分・家族の葬儀と法要をたのむ菩提寺を決める」いわゆる終活が目的でした。
東京都全体で高田派のお寺は17カ寺(関東別院を含む)あり、叔父の自宅は中央区なので、近い方から港区赤坂に4カ寺、台東区元浅草に6カ寺、葛飾区四つ木、品川区戸越に各1カ寺あると報告しました。
叔父からは、「年が明けたら、機会を見て回ってみるよ」と返信が来ました。
伊藤嘉章
合祀方式の墓(○○家の墓ではなく、他家の人と同じ石塔に納骨するタイプ)に妻の父を納骨しました。
妻の実家の菩提寺(故人・先祖の供養を託すお寺)に新しくできた合祀墓です。
参列したのは、妻の母・妻の姉・妻・私の4人です。
思い返せば10年ほど前、妻の父と母は確保していた民営の墓地を手放しました。
というのは、近ごろ後継ぎが無くて「墓じまい」が日本中で増えていますが、ご多分に漏れず妻の家も娘2人で、ともに他家に嫁いだので(妹が私の妻)単独の墓を建てても引き継ぐ子がいないことに気づいたのです。
昨年、妻の父(享年86歳)が亡くなり、今年の2月に一周忌法要を終えた後、家族で相談をして、この合祀墓に納骨することが決まりました。
菩提寺の管理なので、そのまま永代供養で心配がなく、母の自宅から近いのでお参りがしやすく、いずれ母が亡くなる時の納骨準備もできている、という3点が決め手でした。
伊藤嘉章