仕事がら、死亡記事や亡くなった人の情報を日々耳にしますが、10代の人の「いじめ自殺」や、今年の「女性の自殺増加」というニュースを聞くと、何とか助けられないだろうかとその度に思います。
これまで女性の自殺者は、男性よりも少なかったのです。
ママ友など仕事以外のつながりが多く、井戸端会議で悩みを打ち明ける、体験を共有するなど、ストレスを減らす方法がありました。ところが今年はコロナ禍で対話ができず、訪問して見守ることも難しく、孤立して自殺に追い込まれてしまうのだそうです。
一方で、中・高生の自殺対策には、新しい方法が開発されています。
RAMPS(子どもの自殺リスクを見つける評価システム)で、スマホやタブレット端末で質問に回答してもらうと、心身の不調が可視化され、教職員や保護者と危機感を共有できるのだそうです。
「いのちの電話」などのサポートもあります。少しでも助けになればと願うばかりです。
伊藤嘉章