浄土真宗本願寺派のご住職が亡くなりました。
後継で喪主を務められた新住職は、香典返しを贈るにあたり、遠方から弔問くださったお寺様に「最極品の沈香」を、県内・隣県のお寺様に「極品の沈香」をお選びになりました。
沈香(ぢんこう)とは、「水に沈む重い香木」を意味し、お香や線香になる香料のうち特に貴重な香木で、ワシントン条約の希少品種に指定されています。
産地は、ベトナム・タイ・カンボジア・インドネシアなどです。
常温では、香りは強くありませんが、加熱すると幽玄な香りを発するのです。
茶道・華道のように「香道」という香りを鑑賞する芸道をたしなむお寺様は多いので、香典返しで上質な沈香を贈ると、たいへん喜ばれます。