テニスの全米オープンで、大坂なおみ選手が優勝しました。彼女は不当な暴力で命を落とした7人の名前を書いたマスクを着けて試合に臨み、人種差別に抗議したのです。
アメリカという国では、日本では考えられないような不当な理由で、警察官や自警団(と名のる市民)に、社会的少数者(主に黒人)が殺されています。
警察官の職務ルールも、公平であるべき裁判ですら、白人有利・黒人不利の社会だと感じます。
多くの日本人は、「海の向こうの他国のできごと」としか思わないでしょうが、私自身はニューオーリンズにいたころ、同じ楽器を演奏する黒人の仲間がいて、他人事とは思えないのです。
今後も、大坂なおみ選手の人種差別撤廃に向けた活動を応援したいと思います。
伊藤嘉章