亡くなったとされる日から2週間ほど経過して、同業者から訃報が来ました。
思い返せば、故人(享年59歳)から3か月ほど前に電話をもらった際、「入院していたそうだね」と言うと彼は「もう大丈夫だ」と強がっていました。
これが最後の会話だったことを知らされると、とてもつらい気持ちになりました。
訃報を受けた後、ひと呼吸おいてから故人の奥さんに電話しました。「差し支えなければ、お参りさせてほしい」と伝えると「コロナ禍でもあり、お気持ちはうれしいが遠慮したい」ということで、この電話で弔問が終わってしまいました。
故人は、ギフト販売店の社長であり、三重県ギフト小売業協会で「屋外啓蒙看板」の制作に携わったメンバーなのです。
伊藤嘉章
コンシェルジェを起業前に15年勤務した会社の、当時の社長(享年75歳)を見送りました。
葬儀が8月上旬だったので、気が付けばもう49日が済んだかなという頃、百貨店から「香典返し」が届きました。
中身は「百貨店共通商品券」だったので、当時の社長を偲んで、本麒麟(ビール系飲料)に交換しました。
社長とは、酒場に行ったことは少ないですが、出張帰りに新幹線車内で缶ビールを酌み交わしたことが回数も多く、強く印象に残っています。
思えば、私たちが起業してから同じ15年が経過していることが、とても感慨深いですね。
伊藤嘉章