音楽関係の仕事のため私が、事故現場に近い東池袋4丁目の安アパートに住んでいたのは1985年でした。
母・子が亡くなり9人が負傷した池袋暴走事故は、昨年の4月19日に起こりました。
この日開かれた裁判では、加害者が罪を認めなかったことに批判が殺到しました。
一方で、家族の苦しみに目を向けると、2005年に犯罪被害者等基本法が施行されたことで、家族を奪われ、絶望のどん底にいる被害者家族への支援が少しは進んだそうです。
その裏で、この池袋事故を含めて加害者家族は、誹謗中傷・偏見・差別にさらされて人権が守られず、9割の人が自殺を考えると言うのです。
加害者家族も、被害者家族と同じように守る必要があるのではないでしょうか。
伊藤嘉章